Apacheでワイルドカード証明書で複数のサブドメインにSSLサイトを構成する

SSL マニュアル
重要なお知らせ
[2023年08月04日] ノートンデザインのサイトシールからデジサートデザインの サイトシールへの変更について(2023年10月実施)
[2023年08月03日] SSL/TLS証明書プロファイル変更のお知らせ
[2023年02月14日] (再掲) 2023年3月9日発行分よりSSL/TLSサーバ証明書のルート証明書、および中間CA証明書変更に関するご案内

Apacheでワイルドカード証明書で複数のサブドメインにSSLサイトを構成する

Apache2.4.7以前で1つのIPアドレスにワイルドカード証明書を設定して、 複数のサブドメインにSSLサイトを構築する手順ます。
追加するサブドメイン の設定手順は下記をご参考下さい。
注意:Apache 2.4.8以降のバージョンをご利用の方
サーバ証明書と中間CA証明書の保存、指定ディレクティブが違います。 必ずApache 2.4.8以降のバージョンのマニュアルをご参照下さい。


■ステップ1 現在の構成状態が下記のとおりであると仮定して作業を進めます

ホスト名 ポート443
www.yourdomain.com 設定済み
shop.yourdomain.com
blog.yourdomain.com

すでにwww.yourdomain.comにワイルドカード証明書はインストール済み(ssl.confなどに設定済み)で、 shop.yourdomain.com、 blog.yourdomain.comなどのサブドメインの設定を追加します。
サイトの名前、IPアドレスはお客様の環境に置き換えて下さい。

■ステップ2 対象サイトにサーバ証明書を設定する

ssl.confなどの設定を変更する前に、必ずバックアップを保存して下さい。
# cp ssl.conf ssl.conf_20130219.backup

[設定例]


#以下はすでに設定済みの(www.yourdomain.com)の設定例
#XXX.XXX.XXX.XXX はIPアドレス

NameVirtualHost XXX.XXX.XXX.XXX:443
<VirtualHost XXX.XXX.XXX.XXX:443>
DocumentRoot "/var/www/domain1/html"
ServerName www.yourdomain.com:443
SSLCertificateFile /etc/httpd/conf/ssl.crt/wildcard_2103.crt
SSLCertificateKeyFile /etc/httpd/conf/ssl.key/wildcard_2103.key
SSLCACertificateFile /etc/httpd/conf/ssl.crt/wildcard_2103.ca
</VirtualHost>

#以下は追加ドメイン(shop.yourdomain.com)の設定の追加例

<VirtualHost XXX.XXX.XXX.XXX:443>
DocumentRoot "/var/www/domain1/shop"
ServerName shop.yourdomain.com:443
SSLCertificateFile /etc/httpd/conf/ssl.crt/wildcard_2103.crt
SSLCertificateKeyFile /etc/httpd/conf/ssl.key/wildcard_2103.key
SSLCACertificateFile /etc/httpd/conf/ssl.crt/wildcard_2103.ca
</VirtualHost>

#以下は追加ドメイン(blog.yourdomain.com)の設定の追加例

<VirtualHost XXX.XXX.XXX.XXX:443>
DocumentRoot "/var/www/domain1/blog"
ServerName blog.yourdomain.com:443
SSLCertificateFile /etc/httpd/conf/ssl.crt/wildcard_2103.crt
SSLCertificateKeyFile /etc/httpd/conf/ssl.key/wildcard_2103.key
SSLCACertificateFile /etc/httpd/conf/ssl.crt/wildcard_2103.ca
</VirtualHost>

  • 上記の設定例は一例であり、ご利用のサーバのApacheの構築環境に応じて適切な設定に置換えて下さい。
  • IPアドレスがひとつの場合や動的に取得している場合は*:443で全てのIPアドレスにマッチさせることが可能です。
  • IPアドレスごとに違うコンテンツを表示させる場合は引数にIPアドレスを設定してください
  • IPベースの場合はのIPアドレスを個々に設定してください。

■ステップ3 Apacheの停止・起動

設定の追加が完了しましたら、ssl.confを上書き保存して、Apacheを停止・起動して下さい。









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