SSLサーバ証明書インストール Microsoft IIS 6.0(5.0)
[更新]
作業用の仮想サイトで新規でCSRを作成した場合のSSLサーバー証明書のインストール手順です。
■ステップ1 サーバ証明書と中間CA証明書の保存
■ステップ2 中間CA証明書をインストールする
■ステップ3 更新申請作業用仮想サイトにサーバ証明書をインストールする
■ステップ4 更新対象のサーバ証明書と、更新取得したサーバ証明書を入替える
■ステップ5 正しくインストールできたか確認する
■ステップ6 キーペア(秘密鍵と証明書)ファイルのバックアップ
■ステップ1 サーバ証明書と中間CA証明書の保存
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サーバ証明書
受信した「発行完了メール」の本文中の「サーバ証明書」のすぐ下の
(—–BEGIN CERTIFICATE—–) から (—–END CERTIFICATE—–) までをコピーし、
テキストエディタに貼り付け、サーバ証明書ファイルとして任意のファイル名で保存します。
例: 2015yourdomain.crt
[サーバ証明書]
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中間CA証明書
受信した「発行完了メール」の本文中の「中間CA証明書」のすぐ下の
(—–BEGIN CERTIFICATE—–) から (—–END CERTIFICATE—–) までをコピーし、
テキストエディタに貼り付け、中間CA証明書ファイルとして任意のファイル名で保存します。
ファイル名:(例) 2015intermediate.crt
[中間CA証明書]
■ステップ2 中間CA証明書のインストール
中間CA証明書をインストールします。
違うファイル名で保存した場合は、そのファイル名に置き換えて下さい。
- 中間CA証明書ファイルをダブルクリック
保存した中間CA証明書ファイル(例:2015intermediate.crt)をウェブサーバ上の任意の場所に置きダブルクリックします。
- 中間CA証明書のインストール
証明書の情報画面が表示されます。「証明書のインストール」ボタンをクリックします。
- 証明書のインポートウィザード起動
「証明書のインポートウィザード」が表示されます。
「次へ」をクリックします。
- 証明書ストアの選択
証明書ストアの選択画面が表示されます。
「証明書をすべて次のストアに配置する」を選択して「参照」をクリックします。
- 証明書ストアの参照選択
証明書ストアの選択画面が表示されます。
「物理ストアを表示する」のチェックボックスをオンにし、「中間証明機関」の下の「ローカルコンピュータ」を選択します。
【注記】
証明書ストアの選択で「ローカルコンピュータ」が表示されない場合は、管理者権限(administrator)で作業していない可能性があります。 管理者権限(administrator)で作業をやりなおして下さい。
管理者権限(administrator)で作業しているのに、「ローカルコンピュータ」が表示されない場合は、mmcから中間CA証明書をインストールして下さい。
mmcから中間CA証明書とクロスルート証明書をインストールする手順はこちら
-
証明書ストアの選択から次へ
証明書ストアの選択画面に戻ります。
「次へ」をクリックします。
- 証明書インストールの完了
ウィザードの完了画面が表示されます。
「完了」をクリックします。
- 証明書インストールの完了確認
「正しくインポートされました」と表示されます。
「OK」をクリックします。
■ステップ3 更新申請作業用仮想サイトにサーバ証明書のインストール
- Microsoft IIS
6.0を起動し、更新申請用のCSRを生成した仮想サイト名にカーソルを合わせ、メニューバーより「操作]→「プロパティ]をクリックします。
- 「(サイト名)のプロパティ]が表示されます
「ディレクトリセキュリティ]タブをクリックし、「サーバ証明書]をクリックします。
サーバ証明書ウィザードが表示されます。
「次へ]をクリックします。
- 処理方法を選択する画面が表示されます。
「保留中の要求を処理し、証明書をインストールする」をクリックし、「次へ]をクリックします。
- 応答ファイルのパスを指定する画面が表示されます。保存しておいた証明書ファイルを指定します。「次へ]をクリックします。
- SSLポート番号を指定する画面が表示されます。
SSLポート番号を環境に合わせて指定し、「次へ]をクリックします(標準:443)。
- 指定した情報の概要が表示されます。
内容を確認し、問題なければ「次へ]をクリックします。
- ウィザードの完了画面が表示されます。
「完了]をクリックします。
■ステップ4 更新対象のサーバ証明書と、更新取得したサーバ証明書を入替える
更新作業用仮想サイトにインストールした新しいサーバ証明書と、稼動中のサイトに設定されている更新対象のサーバ証明書とを入れ替えます。
- 更新対象のサーバ証明書が設定されている運営中のサイト名を選択し、メニューバーより「操作]→「プロパティ]をクリックします。
ここで選択するのは運営中のサイト名です。
間違えて仮想サイト(Temp)を選択しないように
ご注意下さい - 「(運営中のサイト名)のプロパティ]が表示されます。
「ディレクトリセキュリティ]タブをクリックし、「サーバ証明書]をクリックします。
サーバ証明書ウィザードが表示されます。「次へ]をクリックします。
処理方法の選択画面が表示されます。
「現在の証明書を置き換える」をクリックし、「次へ]をクリックします。
- 証明書を選択する画面が表示されます。
先にインストールした更新取得のサーバIDを選択し、「次へ]をクリックします。
(有効期限の表示などで判別します)。 - 選択した証明書情報の概要が表示されます。
内容を確認し、問題なければ「次へ]をクリックします。
ウィザードの完了画面が表示されます。
「完了]をクリックします。
■ステップ5 インストールチェッカーで正しくインストールできたか確認
- インストールチェッカーで確認
認証機関の提供するインストールチェッカーで サーバ証明書と中間CA証明書が正しくインストールできたか確認して下さい。
■ステップ6 秘密鍵ファイルと証明書ファイルのバックアップ
ハードウェア障害などに備え、キーペア(秘密鍵 と 証明書)ファイルをバックアップ(エクスポート)しておきます。サーバをリプレイスする場合などには、キーペアファイルを新しい環境にインポートすることで移行して利用できます。
- サーバ証明書をインストールしたサイト名にカーソルを合わせ、メニューバーより[操作]→[プロパティ]をクリックします。
[(サイト名)のプロパティ]が表示されます。
- [ディレクトリセキュリティ]タブをクリックし、[証明書の表示]をクリックします。
- [証明書]画面が表示されます。
[詳細]タブをクリックし、[ファイルにコピー]ボタンをクリックします。
- [証明書のエクスポートウィザード]が表示されます。[次へ]をクリックします。
- 秘密キーのエクスポート方法の選択画面が表示されます。
「はい、秘密キーをエクスポートします」をクリックし、[次へ]をクリックします。
- ファイルの形式を選択する画面が表示されます。
「証明のパスにある証明書を可能であればすべて含む」のチェックボックスをオンにし、[次へ]をクリックします。
- エクスポートするキーペアを保護するためのパスワード入力画面が表示されます。
任意のパスワードを入力(2回)し、[次へ]をクリックします。
ここで入力するパスワードは、絶対に忘れないように大切に管理してください。
- ファイル名を入力する画面が表示されます。
わかりやすいファイル名(拡張子は *.pfx になります)を指定し、[次へ]をクリックします。
- ウィザードの完了画面が表示されます。
[完了]をクリックします。
- 「正しくエクスポートされました」と表示されます。
[OK]をクリックします。
バックアップ(エクスポート)が完了すると、 指定した場所、ファイル名で拡張子 (*.pfx) のキーペアファイルが保存されます。
キーペアファイルには、セキュリティ上最も大切な秘密鍵の情報が含まれています。
必ずバックアップを取り、厳重に管理をしてください。
【ご注意】
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