SSLサーバ証明書インストール Microsoft IIS 8.x 
[新規/更新] 
SSLサーバ証明書をMicrosoft IIS 8.xに新規/更新インストール手順を説明します。
■ステップ1 サーバ証明書と中間CA証明書の保存
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サーバ証明書
 受信した「発行完了メール」の本文中の「サーバ証明書」のすぐ下の 
 (—–BEGIN CERTIFICATE—–) から (—–END CERTIFICATE—–) までをコピーし、
 テキストエディタに貼り付け、サーバ証明書ファイルとして任意のファイル名で保存します。
 例: 2015yourdomain.crt
 
 [サーバ証明書]
  
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中間CA証明書
 
 受信した「発行完了メール」の本文中の「中間CA証明書」のすぐ下の
 (—–BEGIN CERTIFICATE—–) から (—–END CERTIFICATE—–) までをコピーし、
 テキストエディタに貼り付け、中間CA証明書ファイルとして任意のファイル名で保存します。
 ファイル名:(例) 2015intermediate.crt
 
 [中間CA証明書]
   
 
 
 
■ステップ2 中間CA証明書のインストール
中間CA証明書をインストールします。
違うファイル名で保存した場合は、そのファイル名に置き換えて下さい。
- 中間CA証明書ファイルをダブルクリック
保存した中間CA証明書ファイル(例:2015intermediate.crt)をウェブサーバ上の任意の場所に置きダブルクリックします。 
  
- 中間CA証明書のインストール
証明書の情報画面が表示されます。「証明書のインストール」ボタンをクリックします。 
  
- 証明書のインポートウィザード起動
「証明書のインポートウィザード」が表示されます。 
 「次へ」をクリックします。
  
- 証明書ストアの選択
証明書ストアの選択画面が表示されます。 
 「証明書をすべて次のストアに配置する」を選択して「参照」をクリックします。
  
- 証明書ストアの参照選択
証明書ストアの選択画面が表示されます。 
 「物理ストアを表示する」のチェックボックスをオンにし、「中間証明機関」の下の「ローカルコンピュータ」を選択します。
 
 【注記】
 証明書ストアの選択で「ローカルコンピュータ」が表示されない場合は、管理者権限(administrator)で作業していない可能性があります。 管理者権限(administrator)で作業をやりなおして下さい。
 管理者権限(administrator)で作業しているのに、「ローカルコンピュータ」が表示されない場合は、mmcから中間CA証明書をインストールして下さい。
 mmcから中間CA証明書とクロスルート証明書をインストールする手順はこちら
 
  
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証明書ストアの選択から次へ
証明書ストアの選択画面に戻ります。 
 「次へ」をクリックします。
  
- 証明書インストールの完了
ウィザードの完了画面が表示されます。 
 「完了」をクリックします。
  
- 証明書インストールの完了確認
「正しくインポートされました」と表示されます。 
 「OK」をクリックします。
  
■ステップ3 サーバ証明書のインストール
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Microsoft IIS 8.xを起動し、「機能ビュー」から「サーバ証明書」を選択します。
 (「管理ツール」→「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」)
   
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サーバ証明書の機能ビューの右側「操作」メニューから、「証明書の要求の完了…」を選択します。
   
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証明書ファイルを指定する画面が表示されます。 
 「証明期間の応答が含まれるファイルの名前」で手順(1.)で保存したサーバ証明書ファイル名を指定します。
 「フレンドリ名」には任意の文字列を指定して「OK」をクリックします。
 ワイルドカード証明書、マルチドメイン証明書の場合は、「フレンドリ名」の頭は「*.」として下さい。
 例) *.2015yourdomain
  
 
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サーバ証明書の有効化
「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」画面に戻り、SSLを有効にするサイトを選択して「操作」メニューの「バインド」を選択します。 
  
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「サイトバインド」画面が表示されます。
 httpsが表示されていない場合は「追加」ボタンをクリックします。 httpsが表示されている場合は、選択して「編集」ボタンをクリックします。  
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「サイトバインドの編集・追加」画面が表示されます。
 「種類」では [https] を、「SSL証明書」ではインストール手順 (5.) で指定したフレンドリ名(*)を選択します。
  
 「OK」をクリックすると設定は完了です。
■ステップ4 インストールチェッカーで正しくインストールできたか確認
- インストールチェッカーで確認
 認証機関の提供するインストールチェッカーで サーバ証明書と中間CA証明書が正しくインストールできたか確認して下さい。 
■ステップ5 キーペア(秘密鍵と証明書)のバックアップ
ハードウェア障害などに備え、キーペア(秘密鍵 と 証明書)ファイルをバックアップ(エクスポート)しておきます。サーバをリプレイスする場合などには、キーペアファイルを新しい環境にインポートすることで移行して利用できます。
- [スタート]→[コントロールパネル]→[管理ツール]→[インターネットインフォメーションサービスマネージャ]にアクセスします。
以下の画面が開きますので、[サーバ証明書]をダブルクリックします。
   
- エクスポートしたいSSLサーバ証明書を選択、右側の操作メニューの[エクスポート]をクリックます。
  
 
 
- ファイル名とパスワードを入力する画面が表示されます。
 わかりやすいファイル名(拡張子は *.pfx になります)を指定し、 エクスポートするキーペアを保護するための任意のパスワードを入力(2回)し、[OK]をクリックします。
 ここで入力するパスワードは、絶対に忘れないように大切に管理してください。
   
 
 
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バックアップ(エクスポート)が完了すると、
指定した場所、ファイル名で拡張子 (*.pfx) のキーペアファイルが保存されます。
 キーペアファイルには、セキュリティ上最も大切な秘密鍵の情報が含まれています。
 必ずバックアップを取り、厳重に管理をしてください。
 
 
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