SSLサーバ証明書インストール Microsoft IIS 7.0
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■ステップ1 サーバ証明書と中間CA証明書の保存
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サーバ証明書
受信した「発行完了メール」の本文中の「サーバ証明書」のすぐ下の
(—–BEGIN CERTIFICATE—–) から (—–END CERTIFICATE—–) までをコピーし、
テキストエディタに貼り付け、サーバ証明書ファイルとして任意のファイル名で保存します。
例: 2015yourdomain.crt
[サーバ証明書]
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中間CA証明書
受信した「発行完了メール」の本文中の「中間CA証明書」のすぐ下の
(—–BEGIN CERTIFICATE—–) から (—–END CERTIFICATE—–) までをコピーし、
テキストエディタに貼り付け、中間CA証明書ファイルとして任意のファイル名で保存します。
ファイル名:(例) 2015intermediate.crt
[中間CA証明書]
クロスルート証明書について
SHA-2版サーバ証明書ではPCブラウザへの対応においてクロスルート証明書は原則としてインストールする必要はありません。 SHA-1版証明書からSHA-2版証明書への移行が進むと同時に、 ブラウザベンダなどによるSSL/TLS通信やアプリケーションのアップグレードが進み、 クロスルート証明書を利用して互換性を維持する必要性がなくなりました。
しかしながら、スマートフォン、ガラケーなどへの対応が必要な場合は、対応率を向上させるためにクロスルート証明書もインストールして下さい。
クロスルート証明書のインストール手順はこちら
■ステップ2 中間CA証明書のインストール
中間CA証明書をインストールします。
違うファイル名で保存した場合は、そのファイル名に置き換えて下さい。
- 中間CA証明書ファイルをダブルクリック
保存した中間CA証明書ファイル(例:2015intermediate.crt)をウェブサーバ上の任意の場所に置きダブルクリックします。
- 中間CA証明書のインストール
証明書の情報画面が表示されます。「証明書のインストール」ボタンをクリックします。
- 証明書のインポートウィザード起動
「証明書のインポートウィザード」が表示されます。
「次へ」をクリックします。
- 証明書ストアの選択
証明書ストアの選択画面が表示されます。
「証明書をすべて次のストアに配置する」を選択して「参照」をクリックします。
- 証明書ストアの参照選択
証明書ストアの選択画面が表示されます。
「物理ストアを表示する」のチェックボックスをオンにし、「中間証明機関」の下の「ローカルコンピュータ」を選択します。
【注記】
証明書ストアの選択で「ローカルコンピュータ」が表示されない場合は、管理者権限(administrator)で作業していない可能性があります。 管理者権限(administrator)で作業をやりなおして下さい。
管理者権限(administrator)で作業しているのに、「ローカルコンピュータ」が表示されない場合は、mmcから中間CA証明書をインストールして下さい。
mmcから中間CA証明書とクロスルート証明書をインストールする手順はこちら
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証明書ストアの選択から次へ
証明書ストアの選択画面に戻ります。
「次へ」をクリックします。
- 証明書インストールの完了
ウィザードの完了画面が表示されます。
「完了」をクリックします。
- 証明書インストールの完了確認
「正しくインポートされました」と表示されます。
「OK」をクリックします。
■ステップ3 サーバ証明書のインストール
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Microsoft IIS 7.0を起動し、「機能ビュー」から「サーバ証明書」を選択します。
(「管理ツール」→「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」)
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サーバ証明書の機能ビューの右側「操作」メニューから、「証明書の要求の完了…」を選択します。
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証明書ファイルを指定する画面が表示されます。
「証明機関の応答が含まれるファイルの名前」で手順(1.)で保存したサーバ証明書ファイル名を指定します。
「フレンドリ名」には任意の文字列(フレンドリ名)を指定して「OK」をクリックします。
ワイルドカード証明書、マルチドメイン証明書の場合は、「フレンドリ名」の頭は「*.」として下さい。
例) *.2015yourdomain
【注意】 インストールの際、以下のようなエラーが表示されることがあります。
エラーが表示されても実際にはインストールが完了していることがあります。
「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」画面に戻り、
「F5」キーを押下して最新の状態を確認してください。このエラーは、マイクロソフト社も認識済みの不具合です。詳細はマイクロソフト社の技術情報を確認してください。
Microsoft サポートオンライン(文書番号: 959216) -
サーバ証明書の有効化
「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」画面に戻り、SSLを有効にするサイトを選択して「操作」メニューの「バインド」を選択します。
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「サイトバインド」画面が表示されます。
[https] の表示を選択し「編集」ボタンをクリックします。
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「サイトバインドの編集」画面が表示されます。
「SSL証明書」ではインストール手順 (5.) で指定したフレンドリ名(*)を選択します。
(*)フレンドリ名ではなく、コモンネームが表示されることがあります。その場合はコモンネームを選択してください。
「OK」をクリックすると設定は完了です。
■ステップ4 インストールチェッカーで正しくインストールできたか確認
- インストールチェッカーで確認
認証機関の提供するインストールチェッカーで サーバ証明書と中間CA証明書が正しくインストールできたか確認して下さい。
■ステップ5 キーペア(秘密鍵と証明書)のバックアップ
ハードウェア障害などに備え、キーペア(秘密鍵 と 証明書)ファイルをバックアップ(エクスポート)しておきます。サーバをリプレイスする場合などには、キーペアファイルを新しい環境にインポートすることで移行して利用できます。
- [スタート]→[コントロールパネル]→[管理ツール]→[インターネットインフォメーションサービスマネージャ]にアクセスします。
以下の画面が開きますので、[サーバ証明書]をダブルクリックします。
- エクスポートしたいSSLサーバ証明書を選択、右側の操作メニューの[エクスポート]をクリックます。
- ファイル名とパスワードを入力する画面が表示されます。
わかりやすいファイル名(拡張子は *.pfx になります)を指定し、 エクスポートするキーペアを保護するための任意のパスワードを入力(2回)し、[OK]をクリックします。
ここで入力するパスワードは、絶対に忘れないように大切に管理してください。
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バックアップ(エクスポート)が完了すると、
指定した場所、ファイル名で拡張子 (*.pfx) のキーペアファイルが保存されます。
キーペアファイルには、セキュリティ上最も大切な秘密鍵の情報が含まれています。
必ずバックアップを取り、厳重に管理をしてください。
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